昨夜,親子3人(!)でストーンズのコンサートに行ってきました。
「これが最後の来日になるかも」なんてマスコミが煽るものですからね(笑)
観客の年齢層は結構高いようで,40代のオヤジやオバさんが中心のようでした。隣の席に座ったのは,お腹が出たハゲ頭の50代と思しきオヤジ(他人のことは言えないけどね,ははは)。ネクタイははずしてたけど,きちんとしたスーツを着てました。それなりに責任ある立場の人なんだろうな。
向こうのほうには,安っぽいウィンドブレーカーを着た60歳くらいのじいさんがちょこんと座ってます。定年退職して,普段は孫の面倒を見てるって感じの人。
アリーナ席には,どう見ても70代のばあさんが座ってます。さっきまで台所で水仕事をしてたような普段着。年寄りはカネ持ってるなあ(^^;) ってか,あんたもストーンズ聴くのか!?
前座の演奏が終わって長い休憩のあと,場内の照明が落とされ,ドラムスとギターが大音量で鳴り響くとステージにライトがあたり,中央の巨大モニタースクリーンにミックジャガーとキースリチャーズの姿が!
「Jumpin' Jack Flash」の鳥肌が立つようなギターリフに観客は総立ちとなります。すぐそこでホンモノのストーンズが動いてる!
続いて「It's only Rock'n Roll」!うわー,たまらん♪
「Honky Tonk Women」を大声で歌いながら隣のハゲおやじを見たら,やっぱりおんなじように踊り狂いながら歌ってます。なんだかヘンな感じ(笑) さっきのばあさんも歌ってんのかな?
ラストは「Brown Sugar」,アンコール曲はお約束の「Satisfaction」!
キースが腰を落として膝あたりにギターを構えて右手を大きく回す決めポーズに泣きそうになります。
コンサートのラスト近く,観客や観客が掲げてる「I Love Mick!」なんてパネルが巨大モニタに映し出されるんだけど,その中に「Keep on Rollin' Mick」なんてのがありました。そう,そうなんだよな。僕たちのようなしょぼくれた中年オヤジは,転がりつづける不良老人(?)バンド,ストーンズに今夜たくさんの勇気をもらったんだ。
隣のハゲおやじに「なあブラザー,俺たちももういっぺんガツンとキメてやろうぜ!」って声をかけたくなったのでした。