2007年7月 8日 (日)

ビオサバールの法則で直線電流の作る磁場を計算する

 体調が悪くてこの土日はほとんど寝てたんだけど,少しだけ教材研究もしたので,メモしておきます。

Image2 高校物理ではビオ・サバールの法則を教えないので,「直線電流の作る磁場はH=i/2πrで,円形電流の作る磁場はH=i/2rだ」とかって天下るんだけど,ちょっと気持ち悪いですよね。で,初学者にも分かるように計算できないかと思ってやってみました。
 高校ではベクトルの外積を教えないので,「電流素片idzがつくる磁場の向きは右ねじの法則で分かるだろ?」
ってことで,ビオサバールの法則も大きさだけの式にしてみました。
Image4_1
Image3 なんとか答えは出てきたけど,ちょっとインチキくさいかも。
でも,ネットで調べてみるとこうやって計算してる人も何人か見つかりましたし,もっとインチキくさいのもありました(^^;)
体調不良で頭がサエないので,計算間違いもあるかもね。なんかオカシイところを見つけたら教えてくださいm(__)m

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2006年12月31日 (日)

ネットウヨはカウンターカルチャーなのかも

 教育基本法"改正"問題君が代・日の丸問題について書かれたブログや2ちゃんねるのニュー速なんかを見てると,いわゆるネットウヨと呼ばれる人たちがずいぶん存在するようで驚かされます。
「ふつう若者は反体制的(=左翼的)だろう」などと思ってた僕は,この現象にかなり戸惑っちゃうんだけど,最近,こんなふうに考え始めました。もし違ってたらコメントくださいね(^^)

 今の若い人(三十代くらいまで?)にとっては,旧来の左翼的価値観や知識人が「体制的」あるいは「権威的」と見えてるんじゃないかなあ。
現実問題としては「体制」でもなんでもないんだけど,政権に対してエラそうに(?)もの申す朝日新聞がやり玉に挙げられるのは,そのような「思想的権威」に対する反感なのではないでしょうか。
朝日に「坊や,まだ勉強が足りないよ」なんて言われれば,誰だってアタマにきちゃうもんな。言ってる中味なんて関係ない。ケチをつけようと思えばどんなことにだってケチをつけられるしね。
そこに,コイズミや石原のようなマンガ的で分かりやすいキャラクターが現れれば,飛びつきたくなる気持ちも分かります。
 教育公務員が攻撃の的になるのも,その存在自体が「体制的」だからでしょう(私怨もあるかも?)。特に思想的レッテル貼りのラクな日教組は叩きやすいですよね。(文部省と「歴史的和解」をし,組織率も3割を切ってる日教組に,教育界に対する影響力なんて全然ないんですけどね。全教なんてもっと弱小な組合で,てんで話にならないし)
 ネットウヨの方々は,きっと学校での成績も優秀で,社会人としてもきちんとやっておられるのでしょう。優秀で生真面目であるが故,「この社会をなんとかしたい」という思いは人一倍強いのだと思います。
そんな彼らに僕は,反体制運動に身を投じて最悪の末路を辿った学生運動家や麻原影晃に惹かれていった理系エリートと同質なものを感じてしまうのですが,違うでしょうか。
「良きこと」をしたいと思っても何が「良きこと」なのか分かりにくい時代です。「自分の立場をはっきりさせたい」という衝動を抑えて,じっくりこの世の中を見つめてみたらいいんじゃないかなあ。
 僕はネットウヨの方々が嫌いな全教(「全教組」って略称しないでね,それ間違ってますから)系の組合に加入していますが,ふにゃふにゃの組合員で「鈴木邦男みたいな本格的な右翼は言うことが違うなあ」なんて感心してるくらいです(^^;)

あと6時間で今年も終わりです。来年もよろしく(^^)

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2006年12月16日 (土)

教育基本法改悪

 A級戦犯 岸信介の孫,クソったれ右翼宰相によって,「教育の憲法」とも言われる教育基本法が改悪されてしまいました。
あまりの怒りで昨日はメシがのどを通りませんでした。今も胃がギリギリ痛みます。
 国民による国民のための教育が,国家による国家のための教育に変質させられてしまいました。教育現場は今後,時の政府によって不当に支配されることになるのでしょう。心の中まで土足で踏み込んでこようとするこの国は,安部の大嫌いな北朝鮮とどこがどう違うのでしょうか。
 教員はその職に就くとき,憲法と教育基本法の遵守を宣誓します。今後作られる数々の法律によって,教員免許が更新制となったとき,定期的にこう聞かれるのでしょうか。
「あなたは憲法と教育基本法を遵守しますか?」
そしたら,愛国者の僕はこう答えるしかない。(憲法が無事だったら,の話だけど)
「憲法はイエスだが,教育基本法はノーだ」
これで僕は失職するんでしょうかね。

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2006年11月 3日 (金)

高橋哲哉氏の講演を聞いてきた

20061103 憲法公布60年の今日,「憲法9条は変えたらあかん 岐阜のつどい」という集会に参加し,高橋哲哉氏の講演を聞いてきました。
聴衆は1200人ほどでホールはほぼ満席でしたが,年配者ばかり(60~70代が中心か)でした。護憲派がこの年代にしかいないとしたら,日本の将来は真っ暗ですなあ(^^;)

 高橋氏の講演は「これからどうする?このニホン」と題し,教育基本法"改正"・憲法"改正"・靖国問題等の動きを取り上げながら,この国がどこへ向かおうとしているのかをすっきりと概観できるものでした。
それにしても,必修科目未履修問題やイジメ自殺事件を追い風に(?),今国会で教育基本法"改正"に突き進もうとしている安部普三って,若いくせにどういう教育受けて育ってきたんでしょうかねえ。
あ,家庭教師の平沢勝栄にくだらねーことを吹き込まれたのかな。お坊ちゃん育ちはダメだね~。

 前の天皇がA級戦犯合祀に怒って靖国参拝を取りやめたらしいってスクープをナショナリストたちが利用し,靖国"神社"から切り離した追悼施設(麻生太郎が言ってるようなやつ)にして,現天皇に参拝(神社じゃないから"参拝"じゃないか)させようとしてるって話は,「やっぱりな~」って思いました。要するに"新"靖国を作ろうとしてるだけだもんな。
自民党の年寄り連中は「靖国"神社"じゃなきゃ意味がない」なんて言ってる(ある意味,バカですよね)ようだから,しばらくは大丈夫かもしれないけど,このトリックに引っかからないようにしないとね。

ネット上でこんな講演記録を見つけました。2年前だけど,だいたいこんな感じの講演でした。

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2006年10月29日 (日)

「理科教育ニュース」の監修をしました

20061029 仕事が忙しくて,1か月以上もココを放置していました。またぼちぼち再開していきたいと思います。
 8月の上旬に少年写真新聞社「理科教育ニュース」の編集者に「ジャイロ効果をテーマに紙面を作りたい」と依頼されて,ちょっとお手伝いしてたのですが,先日完成したものが送られてきました。
 このニュースは,ご覧のようにB2版の壁新聞スタイルのもので,小中学校向けのようですが,けっこうレベルの高いテーマも取り上げられているようです。定期購読して,理科室の壁に貼っておくといいんじゃないかな。
 「指導用解説付録」には,ジャイロ二輪車の製作マニュアルと理論的な解説を書きました。「のらねこ先生の科学でいこう!」で書いたことの簡略版ですが,編集者とのメールでのやりとりはなかなか勉強になりました。
また機会があったらやってみたい仕事ですね(^-^)

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2006年8月30日 (水)

県立高校でも裏金づくり 94年度に900万円

県立校でも裏金、備品購入や飲食に充てる 岐阜県裏金(asahi.com)
県立高や養護学校でも裏金作り、30校で9百万…岐阜(読売新聞)
特集「県裏金問題」(岐阜新聞Web)
不適正資金問題について(岐阜県公式サイト)

 驚きました。こんな不正が僕たちの職場(県立高校)で行われていたなんて!
県庁でこの問題が明らかになった時には,「県職員ってなんてバカなことをしてるんだ」くらいの感想しか持たなかったんだけど,よく考えれば県職員は学校にもいるんですよね。
 こういう書き方をすると,「教員は県職員じゃないのか」って言われそうだけど,いわゆる「事務方」の職員は教員とはまったく別の採用枠で採用されるのであって,別職種なのです。したがって,事務職員と教員の間には指揮命令系統もありません。(ヒラ教員にとって,職場にいる上司は校長と教頭だけであって,事務長や事務職員は上司でも部下でもありません)
だから,僕たち教員にとっては事務職員は「まったく別の世界を生きているヒト」って見えてるわけ。
 また,学校で働いてる事務職員にとって学校という職場は県の「出先機関」のひとつにすぎないのであって,特に学校への異動は「左遷」みたいなものらしいです。逆に県庁(岐阜では薮田城なんて呼ばれてます)への異動は「ご栄転」らしいですね。なんのこっちゃ(^^;)
 ところで,報道によると,

会計を担当する事務職員が教員の私印を借りるなどして架空の出張費を請求。現金を受け取って裏金に回す手法が大半だった。
らしいんだけど,僕が勤めてきた学校で,私印を事務職員に貸したことなんか一度もありません。確かに出張旅費請求の書類は事務職員が代行して作って持ってきてくれるからその場でハンコを押してあげるんだけど,僕は一応内容を確認してるしね。いったいどういうことなんだろう?
 あと,
裏金は主に学校の備品購入に充てられていたが、懇談会費として教職員の間の飲食などにも使われたという。
についてだけど,「備品購入」については教員じゃなくて事務職員が支払いの手続きを行うから何が行われていても分からないけど,「教職員の飲食」についてはあり得ないことだと思うな。
職員親睦会の費用は給料から天引きされて,それ専用の銀行口座に入れられてるから,ヘンなお金が入り込む余地はないんだよね。幹事は主に教員が年度ごとの輪番で(「今年は英語科の番ね」みたいに)やって,帳簿も教員がつけてるし,当然年度末には会計報告があるからおかしなことは起こらないはずなんだよね。(教員はほんとにマジメですよ)
 ひょっとして「事務職員だけの親睦会」ってのがあって,そこで裏金が使われてるのかもしれないけど。(そういう親睦会があるかどうかさえ教員は知らないのです。同じ職場で働いてるのにね)
たぶん,「職員の飲食」って聞いたのを記者が勝手に「教職員の飲食」って書いちゃったんじゃないかなあ。
 ともかく,誰がどんなことをしたのか,早く明らかにして該当者を処分してもらいたいものです。はっきり言って迷惑なんだよな。
 どこの学校の事務長も「教員はほんとに世間知らずだからな」なんて言うけど,「世間を知ってる」ってのは裏金を作ることだったのか。あきれたもんだ。あー,ほんとに腹立つ。世間の皆さま,頼むから学校事務職員と教員を一緒くたにして見ないでね。

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2006年8月15日 (火)

「誰が教育を殺したか?」を読んだ

20060815 教育問題について深い洞察力と鋭い筆力を持った夏木 智という批評家をご存知でしょうか。
 ぼくより3歳年上の現役の県立高校数学教師,夏木氏の著作に出会ったのは今から14年前,「誰が学校を殺したか」が出版されたときでした。
 学校が機能不全に陥らざるを得ないその構造と世間のメンタリティの在りようを論理的に解き明かし,「エゴイズムのディレンマ」という本質的な問題にたどりつく目の覚めるような展開に強い衝撃を受けると同時にもやもやしていたものがスッキリ見えてきた気がしました。
 この著作の射程は14年後の今日にも十分届いており,まったく色あせることはありません。(逆に言えば14年前に指摘されていた問題が手つかずのまま放置されてきた,ということだ)

 その夏木氏がこの夏,「誰が教育を殺したか?」という本を出版したことをAmazonからのメールで知り,さっそく読んでみました。
 14年前に比べると,やや人間が丸くなったような印象(笑)を受けましたが,論理的でクールな筆致は相変わらず。これはオススメです。
帯にも書いてある「学校を変えるための12の提言」のうち,特に次のものに溜飲を下げました。

1.部活動を学校から切り離せ
6.教員採用試験において学力を重視せよ
7.教員に残業手当を支払え
8.官製研修・研究指定校をなくせ
10.文科省の官僚に学校での研修を義務づけよ

現場感覚に裏打ちされた,この貴重な提言に文科省も耳を傾けるべきですな。

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2006年5月13日 (土)

うちの学校では「国家」斉唱はしなかったな~(笑)

20060513 最近めちゃくちゃ忙しくて,今日もサービス出勤してたんだけど,県教委から学校宛に来てるメールをチェックしてみたら,「公立高等学校(全日制)における入学式及び卒業式での国旗掲揚及び国歌斉唱に関する取り扱いについて(照会)」なんてのがありました。
文部科学省初等中等教育局から下りてきた調査らしいんだけど,毎年こんなことが行われてるんでしょうかね。なんか嫌な感じ。
調査票の質問項目は,3月の卒業式と4月の入学式について,

国旗掲揚 : 掲揚した/掲揚しなかった
国家斉唱 : 斉唱した/斉唱しなかった(メロディだけ流した/メロディも流さなかった)

なんて選択肢があって,○印をつけるわけ。
うちの学校は「国家」の斉唱はしませんでしたな~。ここは「斉唱しなかった」に○印をつけないとね。あはは。
これは僕の変換ミスじゃなくて,調査票にはホントにそう書いてあったんですよ(^^;)
調査票の標題にも「国旗掲揚及び国家斉唱の実施状況(該当する欄に○)」って書いてあるしね。まあ,どうでもいいんだけど(笑)

 しかしね,笑い事じゃなくて,だんだん息苦しい国になってきましたな。そのうち,

職員は国歌斉唱したか : 全員が斉唱した/斉唱しない職員がいた
国歌斉唱しなかった職員についてその氏名を記し,該当する欄に○ (起立はした/起立もしなかった)

なんて調査項目も加わるんじゃないかな。
それとも,東京都みたいに県教委から監視役が派遣されるようになるのかしら。やれやれ。

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2006年5月 4日 (木)

池田香代子さんの講演を聴いてきた

20060503 昨日,「5・3憲法記念日 岐阜県民のつどい」っていう集会に参加し,池田香代子さん(ドイツ文学翻訳家・口承文芸研究家)の「世界がもし100人の村だったら」と題された講演を聞いてきました。
演題にもなっている「世界がもし100人の村だったら」や「やさしい言葉で日本国憲法」で有名なかたですが,僕が初めて買った本は都市伝説(現代伝説)のアンソロジー「ピアスの白い糸」や「走るお婆さん」で,むしろそっち方面で注目してた人でした。一般には知られていませんが(笑),僕はコアな都市伝説マニアで民俗学にも深い関心を寄せています。特に岐阜発の都市伝説「口裂け女」についてはちょっとうるさいのだ。(聞きたくないですか,そうですか)

 ですから,その池田香代子さんが「世界がもし100人の村だったら」を書いて話題になったとき,ちょっと意外な感じがしたのですが,そのあたりの話も聴けるのかなと期待してこの集会に参加したのです。
池田さんはeメールで広がったこの作品(?)を「これは現代民話だ」と感じたんだそうです。確かにeメールで微妙に変容しながら人から人へ伝わるハナシは「口承文芸」ですよね~(^-^)
 その後,「100人村」を音楽で表現したいという人が現れ,CD化されたのですが,その1曲目が「イマジン」だったんだそうです。それを聞いたある人が「これって日本国憲法じゃん」って言ったり,「うちの本棚では『100人村』を憲法の隣に並べてます」なんてメールをもらったのがきっかけで作ったのが「やさしい言葉で日本国憲法」。へ~,なるほどねー。

 池田さんは英文の日本国憲法を新訳するにあたって,相当に勉強されたようです。
面白かったのは,
「『押しつけ憲法だ』なんて批判がありますが,それはまったく的はずれです。GHQは日本国憲法を作るに当たって鈴木安蔵さんの憲法研究会が1945年12月に発表した憲法試案「憲法草案要綱」を下敷きにしたんです。いま,国立国会図書館のホームページで紹介されてますからぜひ見てみてください。永田町の政治家も,すぐ裏にある国会図書館で勉強してきてもらいたいですね」
って話。
リンク先を見てもらえば分かりますが,確かにこれは「オリジナル原案」といってよいものです。そうか,そうだったんだ。

 ユーモアあふれる楽しい講演でしたがここに全部を採録するわけにもいかないので,ちょっと探してみたら見つかりました。ココとかココに書いてあるようなことが講演で話されました。ぜひ読んでみてください。
そうそう,池田さんの言葉で特に印象に残ったものを紹介しておきます。

私たちは微力ではあるが無力ではない

これはいいですね。どっかで使ってやろっと(・∀・)

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2006年2月 5日 (日)

子育て・教育のつどい

20060205 今日は,組合の教研集会(っていうと,会場確保に苦労するから子育て・教育のつどいなんて称してるのかしら?)に行ってきました。
熱心な組合員でない僕も,この教研集会の理科分科会だけは毎年欠かさず参加しています。
小学校~高校の理科教員が集まって実践交流できる場はココくらいしかないし(あ,科教協があったか,ハハハ),いろいろとヒントをもらえて意義を感じるからです。
先日,うちの学校であった「学力向上フロンティアハイスクール事業研究発表会」(文科省指定研究)と比べたら雲泥の差ですな。
そういえば,この研究発表会で25分も発表しなくちゃならなかった僕は,言いたい放題(コイズミ批判まで)言ってやって,参加者を驚かせてしまったようです(笑) 僕はのらねこだからしょうがないのよ,許してね。(許さなくてもいいけど)

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2005年7月15日 (金)

本日発売!「のらねこ先生の科学でいこう!」

20050715carcos2
ついに発売日となりました。(↑クリックすると拡大表示)
仕事帰りに本屋に寄ってみると,ちゃんとあるじゃないですか。アタリマエか。
よっしゃ,そこらじゅうの本屋を回って「平積み」にしちゃうぞ~(笑)

7月14日の朝日新聞に広告が出ましたが,21日の毎日新聞でも広告を打つ予定だそうです。
ご購入はお近くの本屋か,日本評論社のページか,Amazonでどうぞ♪

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2005年7月10日 (日)

7月15日発売!「のらねこ先生の科学でいこう!」

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 今日,日本評論社の編集者から「のらねこ先生の科学でいこう!」の見本をいただきました。
岐阜物理サークルで,この本の編集にとりかかったのが8年前。
当初予定していた出版社が廃業してしまい頓挫してたのですが,ついにここまでたどり着きました。
なんだか8年越しの恋が実ったような気分(?)です。

カバーの帯に書かれた「推薦のことば」を紹介しましょう。

のらねこさんは不思議だな♪
"科学ひろば"で,のらねこ先生とおもちゃを物色している私たちとのやりとり。
「先生ですか?」「」いいえ,ただの母親です」
・・・すると急に目を輝かし
「ただのお母さん達ですか!」と嬉しそう。
「???」・・・
4年後,のらねこさんは台風の中,実験道具をどっさり積んで200キロの道を静岡に来てくれた。
目からウロコ,目が点!の親と子。
会場いっぱい溢れる笑顔。
のらねこさんは何を想い,なにを探しているのだろう? (静岡自然を学ぶ会 池上理恵)

7月15日(金),全国の書店にならびます。ひとつよろしく。

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2005年6月16日 (木)

小中陽太郎氏に「営業」する

20050615 昨夜,行きつけのJAZZバーへ入ったら,キープしてあったジャックダニエルズのボトルを持ったマスターが寄ってきて,こう囁きました。
「あそこにいる人ご存じですか? 小中陽太郎さんですよ」
店に入って,カウンターに寄りかかって携帯電話をかけてる紳士を見たとき,どこかで見たことのあるおっさん(失礼)だなあと思ったんだけど,そうか,そうだったのか。
 彼はいま,大学教授をしてるようで,大学の先生や出版社の編集者など5,6人で飲んでました。しばらくするとそのグループの1人がピアノの前に座り,若い女性がクラリネットを手に立ち上がり,店のマスターがギター(フルアコ)を取り出してきてジャムが始まりました。これがまたJAZZYですっごいカッコいい♪ チャージも払わないでこんな演奏を聴けるなんてラッキー(^-^)
あのピアノのおっさん,深町 純じゃないかしらん?と思って,ギターを置いてカウンターの中に戻ったマスターに聞いてみました。クラリネットとピアノの演奏は続いています。
「あ,あの人はヤマハの部長さんですよ」
なんだ,残念。深町純がタダで聴けるわけないよなあ。でも,部長さんのピアノもなかなかイカしてるよん。

 小中陽太郎氏もノリノリで,ヤマハが開発した超ミニサイズのハーモニカをソウルフルに(?)聴かせてくれました。
拍手の後,マイクを持って,
「先日,ラメール母って本を上梓しましてね。それが今度ミュージカルになるんですよ」
と,チラシを配り始めました。店には彼らを入れて3グループくらいしかいないんですけどね。
僕にもチラシをくれたので,お返しに(?)たまたま持っていたのらねこ先生の科学でいこう!のチラシをあげました。
「へえ,日本評論社ですか。・・・のらねこ先生・・・。大学の先生ですか?」
「いやいや,高校で物理を教えてます。共著なんですけど,よかったら買ってくださいね」
「はい,あなたのお名前は何ておっしゃるんですか?」
とまあ,こんな具合にいろんなとこで営業してます。ははは。
昨日,日本評論社のこれから出る本のラインナップにも掲載されたようです。みなさん,よろしくね。

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2005年6月12日 (日)

「のらねこ先生の『科学でいこう!』」最終校正

20050612 以前紹介した僕たちの本の刊行もいよいよ来月に迫り,今日は最終の校正作業でした。
 長い時間をかけて共同で作ってきたものですから,かなり良いデキだと自負しています。
←コレが出版社(日本評論社)が作ってくれた書店配布用の宣伝チラシです。(クリックすると拡大表示)

「のらねこ学会のサイエンスショーを紙上で再現。 楽しく本質をつく実験を,母親たちのサークルでも行えるようノウハウを伝授」

なんて書かれてます。うまいこと書きますな~(^-^)

 調子に乗って,↓出版記念特設サイトまで作ってしまいました。
http://straycats.net/kagaku_de_ikou/wiki.cgi
ココで宣伝チラシのPDFもダウンロードできます。印刷して住所氏名を書いて書店に持っていくと予約できますよ,ははは。

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2005年5月 5日 (木)

出版間近!「のらねこ先生の『科学でいこう!』」

20050505 今日は岐阜物理サークルで作っている本「のらねこ先生の『科学でいこう!』」(7月下旬に日本評論社から刊行予定)の編集会議がありました。
初稿ゲラが1/3ほど送られてきたので,みんなで集まって校正作業を行ったのです。
よくある実験本とは一味違う,ユニークな本になりそうです。
こういう"自らの意思でやる仕事"と"仲間"があるから,なんとか生きてられるって感じですな(笑)

 話は違うけど、JR西日本の「事故に遭遇しながら救助に当たらせることなく出勤を命じた上司とその指示に"素直に"従う部下」,「事故を知りつつボーリング大会+飲み会をしてた懇親会」などが厳しく批判されています。
それはもちろん当然のことなんだけど,組織が大きく,しかも労務管理が厳しいと多かれ少なかれ社員は思考停止してロボット化するものなのだろうと思います。
勝手に動いて失敗すると査定に響くけど,上司の命令なら失敗しても上司の責任だしね。目の前で人が死んでてもいつもと同じ行動しかできないんだから驚くべきことだけど。

 でも,それは学校も同じで,東京都みたいに君が代問題などで教員を締め付けているとそのうちとんでもないことになるだろうと思います。
 自らの良心に従って不起立を貫く教員を処分してるうちに,上司の命令にはよく従うが、命令がなければ教員として人間としてするべきことを何もしないという人ばっかりになっていくはずです。石原もそれくらいのこと気づけっての。まあ所詮,二流小説家にすぎないから無理なんでしょうな(笑)
 学校で子どもがいっぺんに100人も死ぬようなことはないから誰もその問題に気づかないかもしれませんが,教員も徐々にJR西日本社員化してますぜ。
 あなたの会社はどうですか? あなたはJR西日本社員と違って"自らの判断で"行動できますか? ほんとにできる? 会社の不正に目をつぶってない?

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2005年3月16日 (水)

倅の卒業式

20050310 年度末の残務処理に忙殺されていて更新が滞ってました。一息ついたので,またぼちぼち書いていこうと思っています。
 さて,この写真は先週あった息子の中学校卒業式で妻が撮ってきた1枚。
式では普通の制服だったヤンキーなお嬢さま達が,親のワゴン車の中で速攻でレディース系ファッションに変身してきたんだそうです(^^;)
 ここには写ってませんが,向こうの方には特攻服に着替えた坊ちゃん達も4~5人いたそうです。
いや~,なかなか気合が入ってますなあ。いくつもの"事件"を乗り越えてきた中学校の先生方,本当におつかれさまでした。
坊ちゃん,嬢ちゃん達,悪い大人に騙されないようにまっすぐ生きていってね。卒業おめでとう。

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2005年2月21日 (月)

教育観が貧しすぎるぞ

20050221 「希望格差社会」(山田昌弘 著)を読みました。「この程度のことなら,普通の教員は誰でも気がついてるぜ」ってのが正直な感想です。
でも,この本が売れるのは悪いことではありません。ぜひ手にとって,ミもフタもないこの現実を知るべきです。
 ただ,教育について書かれた部分でちょっとひっかかることがあったのでコメントしておきます。

教育は,子ども(とその親)にとっては,何より「階層上昇(もしくは維持)の手段」であり,社会にとっては「職業配分の道具」なのである。  (中略) この教育を受ける側の欲求や,社会全体の要請を無視したまま,「教育は全人格の発達である」,「一生涯学ぶことはすばらしい」といった耳ざわりのいいことばだけが唱えられることが,日本の教育問題に関する議論をややこしくしている。
 「教育を受ける側の欲求や,社会全体の要請」を無視するわけにはいかないから,僕たちは実際に「生徒達をその能力に応じた進路に振り分ける」という仕事をしています。 しかし同時に,山田氏の言う社会の「リスク化」や「二極化」にとっくの昔に気がついている僕たちは,そういう世の中だからこそ,(山田氏の言を借りれば)「人格の完成とか,学ぶこと自体が楽しいとか,文化の伝達など」が教育の重要な目的として再浮上してくるべきだと考えています。  これが抜け落ちたら,僕たちはこの階層化社会における単なる「手配師」に過ぎないじゃないですか。  山田氏の
知識などは,公的学校以外の場でいくらでも学べるし,学校の中で知識を教えなくても,学校教育システムは機能するのだ 
などというセリフにいたっては「あんた,ほんとに大学人か?」と言いたくなりますね。 この人こそ「つめ込み教育」の被害者なのかもしれないけど,教育観が貧しすぎますね。「教えることの復権」(大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子)を読んでみるといいと思うぞ。

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2005年2月11日 (金)

斎藤貴男氏の講演会

20050211 今日は,ジャーナリスト斎藤貴男氏の講演会に行ってきました。
カルト資本主義」,「非国民のすすめ」,「機会不平等」等の著書を読んで,僕とタメ歳であることもあって関心を寄せていた人です。
教育,福祉の問題から政治,経済,労働運動まで徹底した取材でそのウソと欺瞞を暴いていく仕事ぶりは,ちょっと鎌田慧っぽいかも。
僕にとってこの人はちょっとしたマイブームなんだなあ(^^)

 90分の講演はNHK番組への政治介入問題から入って,どうしたらこういう絶望的な世の中の流れを食い止められるのかという話までまさにテンコ盛り。
著書を読んで知ってた話も多かったけど,教育問題に関わってひとつ紹介しておきましょう。

「昨年の2月に超党派の議員連盟『教育基本法改正促進委員会』の設立総会で民主党の西村真悟議員がこう挨拶しました。
『なぜ教育基本法を変えなければいけないのか。お国のために命を投げ出す人間を育てるためである』
と,こう言ったんですね。ところがこれを報じたのは全国紙では朝日新聞だけで,しかも朝刊第4面の小さなベタ記事でした」
 この話は恥ずかしながら知りませんでした。ちょっと前なら大問題になってたはずなのに,いまだに西村真悟は堂々と衆議院議員を続けているようです。エラそうなこと言うなら,自分の子どもを自衛隊に入れてサマーワへ送れよな。

【参考リンク】 「あらしのよるに」と、お国のために命を投げ出させる教育改革(あさひかわ新聞)

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2005年2月 4日 (金)

教育の目的は生徒に「付加価値」をつけること?

 今日は県内にある高校の進路指導主事が集まって,代表校がこの1年の実践を発表する研究会に出席しました。
そこで聞いた進学実績県内トップクラスの県立高校の発表には驚かされましたね。 発表者はまず,こう言いました。
「本校の役割は,将来,社会のリーダーとして活躍できる人材を育成することです」
初等・中等教育の教員が『人材』という言葉を使うかね~? 教育観が貧しいなあ。
続いて「進学指導について,次のような数値目標を立てました。『東大・京大合格者20,難関大50,国公立大250以上』です」だって。
おいおい,そうきたか。そういうえげつないことを公教育に携わる人間が臆面もなく言うか? 慎みがないねえ。
 あとはエリート主義・成果主義丸出しの進学指導テクニックのオンパレード。タテマエをかなぐり捨てたこういう指導を受けるといったいどんな『人材』が育つんでしょうな。
僕も進学校に勤務したことがあるけど,こういう恥知らずなことはしなかったぞ。

 実践発表の後に講評に立った県立高校長の言葉にも腰を抜かしました。
「高校教育の目的は生徒に付加価値をつけることです。でも,この付加価値の中身は学校によって異なります。進学校なら,高い学力をつけること。職業高校なら部活動をしっかりやらせることや資格取得に頑張らせることです」
 へ~,『付加価値』ですか。教育基本法にそんなこと書いてあったっけ? 職業高校の子は「それなりの学力」でいいわけか。あとは頑丈な身体と忍耐力があればOKなのね。
三浦朱門中教審や文部科学省の方針は,こうやって現場にしっかり浸透してるんですな~(怒)

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2005年1月26日 (水)

Cool Head,but Warm Heart

 経済学者マーシャル(ケインズの師)の言葉です。
彼はロンドンの貧民街に学生たちを連れて行き,「この人たちを救うのが経済学の目標だ」と言ったそうです。

 今日,僕の学校で「学力向上フロンティアハイスクール事業推進協議会」という会議がありました。
文部科学省の研究指定を受けている県内の6高校(僕の学校以外は"進学校")の代表者が一堂に会し,それぞれの研究の中間報告を行う会です。
 県教委の課長(文科省キャリア)もやってきて,各校の代表は「夏休みを10日短縮して授業を行った」,「朝のショートホームルームを小テストの時間にした」,「予備校の講師を招いて授業法の講義を受けた」等々バカな発表が続きました。
 僕が「この階層化社会でワリをくっちゃう層であろう私たちの生徒は自尊心を失っています。それを回復することが僕たちの大切な仕事です」と言ったらみんなシラケてました。植木等みたいに「およびでない?こりゃまた失礼しました~」って退場してやろうかと思いましたね。
 それにしても,学力観が貧しすぎるんじゃないの? 仕事に追われちゃってゆっくりものを考える余裕もなくなってんのかねえ?
そういえば,文科省キャリアも「学力向上フロンティアはエリート教育のための研究だ」という意味のことを言ってましたなあ。あ,そうなんですか。やっぱり僕たちは「およびでない」わけだ(^^;) 
あのさ,「機会不平等」(斎藤貴男著)を読んだらきっと目が覚めると思いますよ,エラい先生方。あ,分かっててやってんのか。そっか~(怒)

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2004年12月20日 (月)

学力低下問題

 最近取りざたされているこの問題の出発点は三浦朱門の中教審にあります。教育関係者には常識なんですが,みんな知らないんでしょうか。ちょっと驚き。
もう少しちゃんと知りたい方はこちらをどうぞ。

■三浦朱門の思うツボ
 戦後の欠落感を国民的に共有できた「幸福な」時代の子どもは大人が黙っていても熱心に勉強しました。知識や技術を身につけることが未来を約束してくれたからです。
 ところが,その欠落を解消し「中流気分」に浸っている間に社会は行きづまり,今日のような「先行き不透明な時代」に突入したのです。
 企業社会で頑張ってきたお父さんが突然リストラされるし,若年者の失業率は相変わらず高い状況です。いつの間にか日本は「階層社会」となり,政財界は大多数の若者を「安い労働力」としか見ていません。最初から勝負がついてるのに,どうして子どもたちが頑張れるでしょうか。三浦朱門はそういう階層社会を構想してあの答申を出したのです。
 ですから問題は「世の中の三浦朱門的な流れにどう対抗していくのか」ということになるのですが,残念ながら今の僕には有効な方策は思い浮かびません。でも,世の中をそういう方向に動かそうとしているやつがいて,実際にそうなりつつあるのだ,ということを認識しておく必要はあるでしょう。鬱屈した想いを石原に託してナショナリズムに解消しようとしてはいけないのです。そんなことしたら,ますます三浦朱門の思うツボです。

■理系の給与を上げよ
 僕は「文化としての科学」を楽しく勉強してもらえるようにと願って仲間と教育研究を進めているのであって,「産業界の要求」にはほとんど関心がありません。
でも,政財界の「このままでは科学技術立国ニッポンが立ち行かなくなるのではないか」という不安を解消する簡単な処方箋があるのでここに記しておきます。(過剰サービスかな?)
 それは,理系エンジニアの給与を思い切り上げてやることです。文系出身者に比べて生涯賃金が5,000万円も低いことに怒り「理系はソンだ」と経済学部に進んだ優秀な生徒を何人も見てきた僕が言うんだからこれは確かなことです。(理系人生は給料が安くても楽しいんだけどね)

■ついでに教員の給与も上げよ ←それが言いたかったのか(笑)
 実は同じ方法が「優秀な教員を確保する」ことにも使えます。
 近年の不況のおかげで,公教育現場には優秀な人材が集まりつつあります。「勉強ができるだけの人間が教員になってもねえ」なんて声も聞こえてきそうですが,子どもに勉強を教えるのが教員の仕事です。小学生用の漢字書き取りで正答率47%の先生が免職になりましたが,やっぱりあれでは困ります。
 アタマの良い子は,いろんなことをどんどん吸収して立派な教員に育つ確率が高いはずです。また,教員の持つべき資質のひとつに「想像力(共感力?)」がありますが,これは成績の高低と明らかに相関関係があります(19年間ホームルーム担任を持って800人近い生徒を見てきた上での実感)。
挫折経験の有無なんてあまり関係がありません。だいたい,生徒がぶつかる困難は千差万別ですから,教員にそのすべてを経験しておくことなど不可能です。そんなときに頼りになるのは「想像力」しかないのです。
 やっぱり教員の給与を上げて,頭の良い子を呼び入れなくちゃ(^^) 
・・・なんだかハナシがそれてきましたね。話がそれたついでに,

■円周率は3でよい
と思います。僕は昔からそうやって計算してきました。理系の人はだいたいそうなんじゃないでしょうか?
 こんど誰かと散歩してるときに「この街路樹の幹の直径が28cm。じゃ胴回りは何cm?」ってな問題を出してみてください。
 僕なら「28×3で84,まあ90cm弱ってとこかな」とします。これで十分。28×3.14とする意味がどれほどあるでしょうか。
 きっちり計算しなくちゃいけない局面も(ごくたまに)ありますが,だいたいは「概算で十分」ですし,実験系の物理屋は「オーダーが合えばよし」とするのが普通です。
 生徒に熱の仕事当量(4.2J/cal)を測定する実験をさせると「4.0になっちゃった。失敗だ(:_;)」などと嘆いていますから「いやいや,こんなラフな実験でそんなに良い値が出るなんてすごい」と慰めてあげなくちゃいけません(^^;)
 ついでに言うと,重力加速度も10m/s^2で十分だと僕は考えています。
「自由落下すると,1秒ごとに10m/s(時速36km)ずつスピードアップする。3秒で時速100kmを超えちゃうんだねえ」
なんてね。まあ,文科省の役人がこういう理系っぽさを持ってたのかどうかは知りませんけど。

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2004年12月13日 (月)

日教組組織率30%割れ

日教組組織率、初めて30%割れ

 こういう話題を避けてきたわけじゃないけど,今まで一度も書いたことがありませんなぁ。ちょっと書いてみようかな。
 ちなみに僕が入ってるのは,日教組系じゃなくて全教系(全労連に加盟)の岐阜教組ってやつで,日教組以上に組織率が低い(^^;)労働組合なんですが,いろんなブログを見て回ってると,小林よしのりにカブれてる(?)若い人たちの反日教組・反朝日エントリーをよく見かけます。でも,ちょっと勉強不足じゃないかなあと感じるのです。
 どういうことかっていうと,日教組は10年くらい前に文部省と"歴史的和解"をしてて,とっくの昔に"闘う組合"じゃなくなってるんだよなあ。攻撃するなら全教をターゲットにしなきゃダメでしょうに(笑)

 まあ僕も熱心な組合員ではありませんが,組合に入ってるといいことがあるんです。それは,管理職にならなくてすむってこと。
 僕みたいに授業が大好きな人間は,管理職なんかになって授業ができなくなったら教員をやってる意味がなくなっちゃうんですよねえ。そうなったらもう退職するしかありません(笑) ところが組合員ならそういう心配がないでしょ♪
「おめーみたいなカルい男はそんな心配しなくても大丈夫だよ」
なんて声が聞こえてきそうですが,いままでいろんな校長に「君もそろそろ将来のことを考えてだな,ごにょごにょ(声が小さくなる)」とか「教育委員会に入れるように推薦しといたからね,云々」とか「短期海外研修に行かないかね」(これは"出世"のためのハクづけになる)とか言われてるから,杞憂とも思えない。そういうときは「組合をやめろってことですか?」と聞き返すと彼らはあわてて否定します。そう言ったら不当労働行為ですからね。

 周りの人は僕が進路指導部長になった(させられた)とき"管理職への道を歩み出した"と思ったらしいですが,とんでもない。そんな気はまるっきりありませんからねーだ(^-^) (主任手当は全額拠出して,授業料納入に苦労している生徒さんの就学援助金に使ってもらってます)
 ま,そういうわけで,あと14年間 僕の極楽トンボ教師生活は続くのだ。ははは。

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2004年7月 8日 (木)

おやじの会

倅が通ってる中学校が荒れてるらしい。
そこで,PTA執行部の提案で「おやじの会」を結成して夏休みに夜間パトロールをすることになったようで,参加者を募るチラシが回ってきた。
地域の教育力が失われてきていると言われてる昨今でもあるし,人肌脱いでやろうかと思って参加することにした。
考えてみれば,放課後の子どもの生活に責任を持つのは保護者であって,学校の先生ではない。
今年の夏休みの夜は近所のオヤジが集まって「厨房狩り」です,ははは。
そうだ,パトロールの後にみんなで飲みに行ったらおもしろいかも。

ところで,おやじデジカメCaplio GXはまだ入荷してないらしい。はやく来ないかな。

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