2013年8月 8日 (木)

ビオサバールの法則で直線電流の作る磁場を計算する【授業メモ】

Biotsavart1 以前の記事で,イイカゲンなことを書いていたので,書き直します。
 直線電流がつくる磁場を高校教科書みたいに天下らないで,ビオ・サバールの法則を使って高校生にも分かるように,易しく丁寧に導出してみました。
 授業でもこの通り教えているのですが,生徒もなんとかついてこれるようです。

Biotsavart2

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2013年2月23日 (土)

理科実験大百科 第13集

Daihyakka13 一昨年,理科教育ニュースに「磁石の力で人形を回転させよう」という原稿を書かせていただいたのですが,先日,出版元の少年写真新聞社さんから,僕の書いた記事が載ってる理科実験大百科 第13集: 理科教育ニュース縮刷・活用版をいただきました。ご親切にどうもありがとうございました。
原稿料も高額だし(^-^),とっても丁寧で誠実な編集者さんが揃ってる良い出版社です。また仕事があったらいつでも引き受けますよん。
 僕が書いた原稿はともかく,他の方が書いたものもすごく教育的で,現場ですぐに使えるネタが満載です。
これはオススメできます。詳しい目次はこちら。小学校~高校の理科の先生はぜひどうぞ。

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2012年5月 1日 (火)

岐阜のローカル新聞で紹介されました

 先日,岐阜新聞社の取材依頼を受けて,記者に授業を見せてあげたんだけど,昨日の朝刊にそれが掲載されました。
Webサイトにも掲載されてたのでご紹介します。

2012年4月30日(月)岐阜新聞朝刊 【いま学校で】
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/nie/ima/201204301.htm

 これで売り上げが下降線の一途をたどる(笑)拙著「高校物理雑記帳」が,また売れるかも?
ここですかさず宣伝(^-^)/


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2007年7月 8日 (日)

ビオサバールの法則で直線電流の作る磁場を計算する

この記事は,あらためて書き直しました。こちらをご覧ください。

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 体調が悪くてこの土日はほとんど寝てたんだけど,少しだけ教材研究もしたので,メモしておきます。

Image2 高校物理ではビオ・サバールの法則を教えないので,「直線電流の作る磁場はH=i/2πrで,円形電流の作る磁場はH=i/2rだ」とかって天下るんだけど,ちょっと気持ち悪いですよね。で,初学者にも分かるように計算できないかと思ってやってみました。
 高校ではベクトルの外積を教えないので,「電流素片idzがつくる磁場の向きは右ねじの法則で分かるだろ?」
ってことで,ビオサバールの法則も大きさだけの式にしてみました。
Image4_1
Image3 なんとか答えは出てきたけど,ちょっとインチキくさいかも。
でも,ネットで調べてみるとこうやって計算してる人も何人か見つかりましたし,もっとインチキくさいのもありました(^^;)
 体調不良で頭がサエないので,計算間違いもあるかもね。なんかオカシイところを見つけたら教えてくださいm(__)m


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2006年12月31日 (日)

ネットウヨはカウンターカルチャーなのかも

 教育基本法"改正"問題君が代・日の丸問題について書かれたブログや2ちゃんねるのニュー速なんかを見てると,いわゆるネットウヨと呼ばれる人たちがずいぶん存在するようで驚かされます。
「ふつう若者は反体制的(=左翼的)だろう」などと思ってた僕は,この現象にかなり戸惑っちゃうんだけど,最近,こんなふうに考え始めました。もし違ってたらコメントくださいね(^^)

 今の若い人(三十代くらいまで?)にとっては,旧来の左翼的価値観や知識人が「体制的」あるいは「権威的」と見えてるんじゃないかなあ。
現実問題としては「体制」でもなんでもないんだけど,政権に対してエラそうに(?)もの申す朝日新聞がやり玉に挙げられるのは,そのような「思想的権威」に対する反感なのではないでしょうか。
朝日に「坊や,まだ勉強が足りないよ」なんて言われれば,誰だってアタマにきちゃうもんな。言ってる中味なんて関係ない。ケチをつけようと思えばどんなことにだってケチをつけられるしね。
そこに,コイズミや石原のようなマンガ的で分かりやすいキャラクターが現れれば,飛びつきたくなる気持ちも分かります。
 教育公務員が攻撃の的になるのも,その存在自体が「体制的」だからでしょう(私怨もあるかも?)。特に思想的レッテル貼りのラクな日教組は叩きやすいですよね。(文部省と「歴史的和解」をし,組織率も3割を切ってる日教組に,教育界に対する影響力なんて全然ないんですけどね。全教なんてもっと弱小な組合で,てんで話にならないし)
 ネットウヨの方々は,きっと学校での成績も優秀で,社会人としてもきちんとやっておられるのでしょう。優秀で生真面目であるが故,「この社会をなんとかしたい」という思いは人一倍強いのだと思います。
そんな彼らに僕は,反体制運動に身を投じて最悪の末路を辿った学生運動家や麻原影晃に惹かれていった理系エリートと同質なものを感じてしまうのですが,違うでしょうか。
「良きこと」をしたいと思っても何が「良きこと」なのか分かりにくい時代です。「自分の立場をはっきりさせたい」という衝動を抑えて,じっくりこの世の中を見つめてみたらいいんじゃないかなあ。
 僕はネットウヨの方々が嫌いな全教(「全教組」って略称しないでね,それ間違ってますから)系の組合に加入していますが,ふにゃふにゃの組合員で「鈴木邦男みたいな本格的な右翼は言うことが違うなあ」なんて感心してるくらいです(^^;)

あと6時間で今年も終わりです。来年もよろしく(^^)


 
 


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2006年12月16日 (土)

教育基本法改悪

 A級戦犯 岸信介の孫,クソったれ右翼宰相によって,「教育の憲法」とも言われる教育基本法が改悪されてしまいました。
あまりの怒りで昨日はメシがのどを通りませんでした。今も胃がギリギリ痛みます。
 国民による国民のための教育が,国家による国家のための教育に変質させられてしまいました。教育現場は今後,時の政府によって不当に支配されることになるのでしょう。心の中まで土足で踏み込んでこようとするこの国は,安部の大嫌いな北朝鮮とどこがどう違うのでしょうか。
 教員はその職に就くとき,憲法と教育基本法の遵守を宣誓します。今後作られる数々の法律によって,教員免許が更新制となったとき,定期的にこう聞かれるのでしょうか。
「あなたは憲法と教育基本法を遵守しますか?」
そしたら,愛国者の僕はこう答えるしかない。(憲法が無事だったら,の話だけど)
「憲法はイエスだが,教育基本法はノーだ」
これで僕は失職するんでしょうかね。

 


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2006年11月 3日 (金)

高橋哲哉氏の講演を聞いてきた

20061103 憲法公布60年の今日,「憲法9条は変えたらあかん 岐阜のつどい」という集会に参加し,高橋哲哉氏の講演を聞いてきました。
聴衆は1200人ほどでホールはほぼ満席でしたが,年配者ばかり(60~70代が中心か)でした。護憲派がこの年代にしかいないとしたら,日本の将来は真っ暗ですなあ(^^;)

 高橋氏の講演は「これからどうする?このニホン」と題し,教育基本法"改正"・憲法"改正"・靖国問題等の動きを取り上げながら,この国がどこへ向かおうとしているのかをすっきりと概観できるものでした。
それにしても,必修科目未履修問題やイジメ自殺事件を追い風に(?),今国会で教育基本法"改正"に突き進もうとしている安部普三って,若いくせにどういう教育受けて育ってきたんでしょうかねえ。
あ,家庭教師の平沢勝栄にくだらねーことを吹き込まれたのかな。お坊ちゃん育ちはダメだね~。

 前の天皇がA級戦犯合祀に怒って靖国参拝を取りやめたらしいってスクープをナショナリストたちが利用し,靖国"神社"から切り離した追悼施設(麻生太郎が言ってるようなやつ)にして,現天皇に参拝(神社じゃないから"参拝"じゃないか)させようとしてるって話は,「やっぱりな~」って思いました。要するに"新"靖国を作ろうとしてるだけだもんな。
自民党の年寄り連中は「靖国"神社"じゃなきゃ意味がない」なんて言ってる(ある意味,バカですよね)ようだから,しばらくは大丈夫かもしれないけど,このトリックに引っかからないようにしないとね。

ネット上でこんな講演記録を見つけました。2年前だけど,だいたいこんな感じの講演でした。



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2006年10月29日 (日)

「理科教育ニュース」の監修をしました

20061029 仕事が忙しくて,1か月以上もココを放置していました。またぼちぼち再開していきたいと思います。
 8月の上旬に少年写真新聞社「理科教育ニュース」の編集者に「ジャイロ効果をテーマに紙面を作りたい」と依頼されて,ちょっとお手伝いしてたのですが,先日完成したものが送られてきました。
 このニュースは,ご覧のようにB2版の壁新聞スタイルのもので,小中学校向けのようですが,けっこうレベルの高いテーマも取り上げられているようです。定期購読して,理科室の壁に貼っておくといいんじゃないかな。
 「指導用解説付録」には,ジャイロ二輪車の製作マニュアルと理論的な解説を書きました。「のらねこ先生の科学でいこう!」で書いたことの簡略版ですが,編集者とのメールでのやりとりはなかなか勉強になりました。
また機会があったらやってみたい仕事ですね(^-^)



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2006年8月30日 (水)

県立高校でも裏金づくり 94年度に900万円

県立校でも裏金、備品購入や飲食に充てる 岐阜県裏金(asahi.com)
県立高や養護学校でも裏金作り、30校で9百万…岐阜(読売新聞)
特集「県裏金問題」(岐阜新聞Web)
不適正資金問題について(岐阜県公式サイト)

 驚きました。こんな不正が僕たちの職場(県立高校)で行われていたなんて!
県庁でこの問題が明らかになった時には,「県職員ってなんてバカなことをしてるんだ」くらいの感想しか持たなかったんだけど,よく考えれば県職員は学校にもいるんですよね。
 こういう書き方をすると,「教員は県職員じゃないのか」って言われそうだけど,いわゆる「事務方」の職員は教員とはまったく別の採用枠で採用されるのであって,別職種なのです。したがって,事務職員と教員の間には指揮命令系統もありません。(ヒラ教員にとって,職場にいる上司は校長と教頭だけであって,事務長や事務職員は上司でも部下でもありません)
だから,僕たち教員にとっては事務職員は「まったく別の世界を生きているヒト」って見えてるわけ。
 また,学校で働いてる事務職員にとって学校という職場は県の「出先機関」のひとつにすぎないのであって,特に学校への異動は「左遷」みたいなものらしいです。逆に県庁(岐阜では薮田城なんて呼ばれてます)への異動は「ご栄転」らしいですね。なんのこっちゃ(^^;)
 ところで,報道によると,

会計を担当する事務職員が教員の私印を借りるなどして架空の出張費を請求。現金を受け取って裏金に回す手法が大半だった。
らしいんだけど,僕が勤めてきた学校で,私印を事務職員に貸したことなんか一度もありません。確かに出張旅費請求の書類は事務職員が代行して作って持ってきてくれるからその場でハンコを押してあげるんだけど,僕は一応内容を確認してるしね。いったいどういうことなんだろう?
 あと,
裏金は主に学校の備品購入に充てられていたが、懇談会費として教職員の間の飲食などにも使われたという。
についてだけど,「備品購入」については教員じゃなくて事務職員が支払いの手続きを行うから何が行われていても分からないけど,「教職員の飲食」についてはあり得ないことだと思うな。
職員親睦会の費用は給料から天引きされて,それ専用の銀行口座に入れられてるから,ヘンなお金が入り込む余地はないんだよね。幹事は主に教員が年度ごとの輪番で(「今年は英語科の番ね」みたいに)やって,帳簿も教員がつけてるし,当然年度末には会計報告があるからおかしなことは起こらないはずなんだよね。(教員はほんとにマジメですよ)
 ひょっとして「事務職員だけの親睦会」ってのがあって,そこで裏金が使われてるのかもしれないけど。(そういう親睦会があるかどうかさえ教員は知らないのです。同じ職場で働いてるのにね)
たぶん,「職員の飲食」って聞いたのを記者が勝手に「教職員の飲食」って書いちゃったんじゃないかなあ。
 ともかく,誰がどんなことをしたのか,早く明らかにして該当者を処分してもらいたいものです。はっきり言って迷惑なんだよな。
 どこの学校の事務長も「教員はほんとに世間知らずだからな」なんて言うけど,「世間を知ってる」ってのは裏金を作ることだったのか。あきれたもんだ。あー,ほんとに腹立つ。世間の皆さま,頼むから学校事務職員と教員を一緒くたにして見ないでね。

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2006年8月15日 (火)

「誰が教育を殺したか?」を読んだ

20060815 教育問題について深い洞察力と鋭い筆力を持った夏木 智という批評家をご存知でしょうか。
 ぼくより3歳年上の現役の県立高校数学教師,夏木氏の著作に出会ったのは今から14年前,「誰が学校を殺したか」が出版されたときでした。
 学校が機能不全に陥らざるを得ないその構造と世間のメンタリティの在りようを論理的に解き明かし,「エゴイズムのディレンマ」という本質的な問題にたどりつく目の覚めるような展開に強い衝撃を受けると同時にもやもやしていたものがスッキリ見えてきた気がしました。
 この著作の射程は14年後の今日にも十分届いており,まったく色あせることはありません。(逆に言えば14年前に指摘されていた問題が手つかずのまま放置されてきた,ということだ)

 その夏木氏がこの夏,「誰が教育を殺したか?」という本を出版したことをAmazonからのメールで知り,さっそく読んでみました。
 14年前に比べると,やや人間が丸くなったような印象(笑)を受けましたが,論理的でクールな筆致は相変わらず。これはオススメです。
帯にも書いてある「学校を変えるための12の提言」のうち,特に次のものに溜飲を下げました。

1.部活動を学校から切り離せ
6.教員採用試験において学力を重視せよ
7.教員に残業手当を支払え
8.官製研修・研究指定校をなくせ
10.文科省の官僚に学校での研修を義務づけよ

現場感覚に裏打ちされた,この貴重な提言に文科省も耳を傾けるべきですな。



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