
1976年に発売されて大ヒットしたマイコンTK-80の互換機ZK-80のキットをaitendoで買って組み立ててみました。
TK-80は工学部電気電子系へ進学した友人の間では流行ってましたが,僕は全然関心がありませんでした。で,まったくニーモニックや機械語に触れることもなく大学時代を過ごし,就職後に初めて買ったコンピュータ(FM-8)で覚えた言語はBASICでした。
定年退職後ヒマだし,aitendoの「ミニ版ZK-80組立てキット」は2,500円というリーズナブルなお値段なので,つい手が出てしまったというわけです。
キットとしては部品点数も少ないし,あっという間にでき上がったのでネットで拾ったプログラムをパチパチ入力してるときに「あれ?4桁LEDのアドレス表示部とデータ表示部が逆だぞ」と気づきました。
回路を設計したピコソフト(株)のWebサイトのFAQを見てみたらその答えがありました。
「4桁LEDは二つ使用していますが,片方はアノードコモン,他方はカソードコモンで別物です。説明書にあるように,アドレス表示部にはアノードコモンのLED,データ表示部にはカソードコモンのLEDを付けてください。」
「うわ,そうだったのか! 気づかなかったー!」
逆に取り付ける確率は50%ですが,やらかしました。さあここからが大変。ハンダ吸取線や吸取器を使って悪戦苦闘すること30分。やっと取り外しに成功して正しい位置に付け直しました。
しかし,電源を入れてみると7セグLEDのセグメントのひとつが点灯しません。取り外すときに基板のパターンを剥がしてしまったようです。回路図を見ながらテスターで調べ,切れてるっぽい箇所を見つけて配線。7セグLEDも無事点灯して,やっと完成です。
さっきのプログラムを入力してRUNすると,ちゃんと動いてるみたいです。やれやれ。
ところが,また不具合発見。一番右上のRESETボタンが効かないのです。基板の表を見ても裏を見ても,このスイッチはどこにもつながってません。aitendoのキットの基板はこういうミスがよくあるんだよなあ。
回路図を見て,このスイッチはマイコンの1番ピン(MCLR)とGNDにつなぐことを確認して配線しました。この写真をごらんください ↓

手間取りましたが,RESETボタンも効くようになってやっと完成! ↓ こんなサンプルプログラムがあらかじめ入ってました。