CH32V003F4P6 開発ボードでLチカ
前回の続きです。32ビットRISC-VマイコンCH32V003F4P6開発ボード用のプログラマ・デバッガ WCH-LinkEが注文後2週間かかって中国深圳から届いたので,Lチカをやってみました。
◆ WCH-LinkEのモードを「WCH-LinkRV」に設定する
まず,WCH-LinkEでCH32V003に書き込みができるように,ココで WCH-LinkUtility をダウンロードして WCH-LinkUtility.exe を実行します(インストール不要の実行ファイルです)。
Active WCH-Link Mode で プルダウンメニューからWCH-LinkRV を選んで,Set すればOK。
◆ Arduino IDE のボードマネージャで CH32 MCU EVT Boards をインストール
次にArduino IDE の設定です。ボードマネージャーのURLに以下のURLを追加して,
https://raw.githubusercontent.com/openwch/board_manager_files/
main/package_ch32v_index.json
ボードマネージャでCH32で検索すると見つかる CH32 MCU EVT Boards をインストールしてやります。
WCH-LinkEとマイコンボードを下のようにつなぎます。3本でいいからラクですね。
◆ あれれ? スケッチ書き込みに失敗!
Arduino IDE でマイコンボードはCH32V00X を選んでLチカのスケッチを書き込んでやろうとしたら,エラーが出て書き込みに失敗しました。
Error: WCH-Link failed to connect with riscvchipっていうことですから,マイコンチップを認識できてないみたい。困りましたね。
んで,ネット検索して見つけたのは秋月電子のWCH-LinkEエミュレーターの質問と回答というページ。
【質問】 一度プログラムをダウンロードしたら再度ダウンロードできなくなりました。[2023/06/21 11:05:55]
【回答】 プログラムのダウンロードに使用しているピンで、その他(SWDIO以外)の機能が有効となっていると通信できずに失敗します。ダウンロードしたプログラムを削除してから、改めてダウンロードをお試しください。MounRiver Studio(MRS)のメニューの...
Flash→Configurationで開くダイアログで、Clear Code Flashを実行します。
なお、CH32V003J4M6については外部にリセットピンがありませんので、電源OFFでリセットをかける必要があります。
Clear Code Flash実行時に、By Power offを選択してApplyしてください。(2023.06.21 現在)
そういえば,このマイコンボード,通電すると基板上のチップLEDが点滅するから,あらかじめ何かのプログラムが書き込まれてるっぽいです。それを消しちゃえばいいのかも。
◆マイコンをキレイに掃除しましょ
MounRiver Studio という巨大なアプリケーション(ストレージを4.4GBも占有する!)をインストールし,メニューから Configration に入って Erase Code Flash を実行します。
すると,基板上のチップLEDが消灯したので,マイコンチップはキレイに掃除できたみたい。で,すかさず Arduino IDE でLチカスケッチを書き込んでみると,今度はちゃんと書き込みに成功しました :D
その後,MounRiver Studio を使わなくても WCH-LinkUtility で Erace Chip できることを発見したので,MounRiver Studio は速攻でアンインストールしましたとさw
このマイコンボード,送料込み364円と安いけど まあまあのスペックなので,これからも使ってやろうかな。
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