RLC直列回路 電圧の位相差を検流計で見る
RLC直列回路に交流電源をつなぐと,各素子にかかる電圧の位相は下図のようにズレています。
この電圧の変化を電圧計(検流計に倍率器を入れて電圧計として使用する)の針の振れで見ることができます。
回路図は下図のようにします。
5.6mHのコイルは手に入りにくいかもしれません。そういう場合は,高校の物理教室に必ずある500Tのコイルをロの字型鉄心に入れて,下図のように配線します。
電源は秋月電子で売ってる低周波発振器を使います。
1Hzの正弦波で電圧は10Vにします。
そうすると,下図のように電圧計(倍率器を入れた検流計)の針がπ/2ずつズレて振れます。
電圧計はL,R,Cの順に並べたほうが位相差π/2が分かりやすいでしょう。
交流回路に苦手意識を持っている高校生は多いのですが,これを見せてやると「ほんとに位相がズレてるんだ~」と感動してくれますよ。
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