« ガイガーカウンタ GC10 (1) | トップページ | ガイガーカウンタ GC10(3)放射線量データロガー »

2020年3月17日 (火)

ガイガーカウンタ GC10(2)放射線量モニター「GC10 Monitor」

20200317_gc10

 ガイガーカウンタGC10 には外部通信端子がついていて,USB-シリアルコンバータを介してパソコンに接続することができます。
専用ケーブルも販売されていますが,中華製の安いコンバータ を持っていたので,これを使ってみました。

メスーメスのジャンパ線を使って下写真のようにつなぎます。
Gc10ft232

GC10の電源はパソコンのUSB端子から供給されますから,GC10の9V乾電池は外しておきましょう。

 パソコンのUSB端子につなぐとGC10が起動しますから,TeraTerm等の通信ソフトを使って9600bpsでシリアル接続すると,1秒ごとにCPMの値がパソコンに送られてくるのを見ることができます。
Gc10teraterm

 PCのキーボードから「stop」とコマンドを送ってやってCPMの送出を止め,下記コマンドで各種パラメータの設定をすることができます。

stop   CPM送信を停止する
go      CPM送信を開始する
show  設定値を参照する
set     設定値を変更する 書式 set param=値
save   設定値をEEPROMに保存する

設定可能なパラメータの種類
 ttc トータル検出数
 gms ガンマ線感度係数
 atc アラームがONになるCPM値
 hvg 電圧調整値

【例】
set gms=200
  ガンマ線感度係数を 200 [cpm/uSv/H] に変更
set atc=300
  300CPMをオーバーしたときにアラームを鳴らす
set ttc=0
      検出数カウンタを 0 にセットする
set snd=off
  スピーカーをOFFにする

デフォルトの設定値は次のようになっていました。
gms: 165
atc: 1500
hvg: 55

 さて,GC10専用のリアルタイム放射線量モニターソフトGC10 Monitor ってのを作ってくださった方がいらっしゃるので,これを使ってみましょう。
 僕の環境(Windows10)だと,VB6のランタイムが必要でした。GC10をパソコンのUSB端子につなぎ,GC10 Monitorを起動すると,GC10が接続されているportを探してくれてCPMとμSv/hのグラフが描かれていきます。CPM値が上がったりするとちょっとドキドキしますが,なかなか面白いですなあ。

20200316

| |

« ガイガーカウンタ GC10 (1) | トップページ | ガイガーカウンタ GC10(3)放射線量データロガー »

高校物理」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ガイガーカウンタ GC10 (1) | トップページ | ガイガーカウンタ GC10(3)放射線量データロガー »