屈折走行するクルマ
元高校物理教師の石川幸一先生の著書「視点を変えて物理を楽しもう」に載っている「屈折走行するクルマ」を作ってみました。
左車輪用と右車輪用にそれぞれモーターがついていて,白い床の上では高速回転し,黒い床の上では低速回転するようになっているので,白床→黒床に斜めに進入するとクルマが少しだけ向きを変え,「屈折」します。
波が媒質の境界で屈折するのは,媒質によって波の進む速さが異なるのが理由ですから,このクルマはこの単元を教えるのにたいへん役立ちます。 詳しい回路は石川先生の著書を見ていただくとして,概略を説明しましょう。
赤いLEDで床を照らし,反射光をCdS(昔からある光センサ)で拾います。床が明るいときはモーターが3Vの電池に,床が暗いときは1.5Vの電池につながるよう,リレーを使って切り替えています。トランジスタ1個で作れるシンプルな回路です。
TouTubeに動画をアップロードしました↓
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