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2008年11月

2008年11月30日 (日)

いまさらゲルマラジオ?【その4】

200811301 検波器には,1N601K60とかのゲルマニウムダイオードを使ってもいいですが,黄鉄鉱や方鉛鉱などの鉱物を使うのも面白いですね。
 金属の酸化物や硫化物の表面を尖った縫い針なんかで探ると,ショットキーバリアダイオードと同じ原理で検波ができるのです。
 針には適度な力をかけてやらないといけませんから,この写真のような道具を作り,太い導線の自重が鉱石にかかるようにしました。


200811302 これが拡大画像。黄鉄鉱方鉛鉱磁鉄鉱,錆びた10円玉など,いろいろ試しましたが,この黄鉄鉱が最も優秀で,ゲルマニウムダイオードと比較しても遜色のない検波能力を持っていました。
 滑らかにピカピカ光ってる大きな結晶面より,小さな結晶がごちゃごちゃしてることろに当てるとイイ感じです。
 この動画をご覧ください。(ラジオの出力にアンプをつないでスピーカーを鳴らしています)

この本,オススメです→ ぼくらの鉱石ラジオ


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2008年11月29日 (土)

いまさらゲルマラジオ?【その3】

200811291 バリコンは,260pFくらいのものがあればOK。
 AMラジオ用の単連ポリバリコンがパーツ屋で手に入りますが,できれば壊れた古いラジオからこんなエアバリコンを取り出して使いたいですね。
 金属板の対向面積を変化させることによって,Cを変化させるという原理丸出しのところがいいですなあ。
 ジャンクパーツ屋でたまに見かけることもあるのですが,確実に手に入れたければ「ラジオ少年」の通販を利用するとよいでしょう(900円です)。
200811292 もっと教育的(?)に作りたかったら,ホームセンターで薄いアルミ板を買ってきて使う手もあります。
 試しに15cm×10cmのアルミ板(ホームセンターで売ってるアルミ板は表面に薄いビニールが貼ってありますから,これを剥がさなければ2枚の極板を絶縁させることができます)を2枚ぴったり重ね合わせると1000pFくらいありました。1/4くらいのサイズでもAMラジオ用としては十分使えることになりますね。

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2008年11月25日 (火)

いまさらゲルマラジオ?【その2】

Coil 最終的にはフラフープコイルにたどり着いたのですが,ここまでには色々と試行錯誤がありました。
 よく知られたフィルムケースにエナメル線を100回くらい巻いたものをはじめ,いろいろな紙筒で5~6個は作ってみました。
 しかし,手近な紙筒を使うとなると,いったいエナメル線を何回巻けばよいのか見当がつきませんよね。
そんなときに役立つのが「ゲルマラジオ設計支援プログラム GRDS」です。
 コレを使うとソレノイド(円筒)形だけでなく,スクエア(角柱)形やループ(方形)形状などのコイルでも巻き数を簡単に計算できます。
Grds ←これはガムテープの芯を使ったコイルを設計しているところ。
 筒の太さ,線材(エナメル線)の太さ,必要な自己インダクタンスLの大きさを入力すると,あっという間に巻き数と用意すべきエナメル線の長さを計算してくれます。これはスグレモノです(・∀・)

 中波ラジオだと,バリコンは260pFくらいのを使うのですが,そうするとコイルは300~330μH程度のLを持ったものが必要になります。このソフトの指示通り作ったらホントに計算通りのLになるのでしょうか。
Lcrmeter 疑り深い僕は,LCRメータを買って実際に測ってみました。
これは,共立エレショップの通販で買った「ポケットLCRメータ/ELC-100」という製品ですが,安いけどなかなか高性能。
 これで今まで作ったコイルをみんな測定してみると,概ね計算通りにできてるみたいです。GRDS,なかなかヤルな~♪
 ところで,初心者向けの電子工作の本に,「フィルムケースにエナメル線を100回くらい巻きましょう」なんて書いてあるけど,0.4mmのエナメル線を92回巻いたものは120μHしかありませんでした。これだと中波の下の方に同調できませんなあ。
 GRDSで計算すると,330μHにするには167回も巻かないといけないようです。ってか,フィルムケースだと長さが足りなくてそんなに巻けませんって(笑)
20081125 これはフラフープコイルの次に高性能だった,ダイソーで買ったカゴに巻いたコイル(この方のマネ)。0.6mmのエナメル線を23回巻いて224μHあります。見た目はショボいけど,結構実用になりますよ。

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2008年11月24日 (月)

いまさらゲルマラジオ?【その1】

20081124 いまさらですが,ゲルマラジオ製作に凝っています。
並列共振回路とかの教材にも使いたいので,写真のようにアクリル板にターミナルを取りつけて,コイル・バリコン・検波器等を取り替えられるようにしてあります。

今日から何回かに分けて,製作のポイントや製作時に便利なツールを紹介したいと思います。
んで,今回はコイルの紹介です。

■フラフープコイルの性能は抜群です(・∀・)
200811241 百均で買ってきたフラフープの中に2mくらいの長さのLANケーブルを入れて,8本の導線を順につないでいくと,8巻きのコイルになります。(この方のマネをしました)
 この直径63cmのループコイルは性能抜群で,外部アンテナを必要としないほどです。
僕の家は地元ラジオ局の送信所から直線距離で3kmほどのところにあるのですが,これを使うと,スピーカーを鳴らせるくらい高感度のゲルマラジオとなります。
 このコイルは,磁場をとらえるアンテナとしてもはたらいていますが,指向性があることもはっきり分かります。
この写真のようにコイルはタテにして(AM中波放送の電波の磁場は水平偏波です),動径方向を送信所の方角に向けてやります。
200811242 8本の導線は,写真のように平ラグ板を使ってつなぐとごちゃごちゃになりませんし,放送局によって最も感度の良いタップを選ぶことができます。


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