補色残像
昨夜,TBSの「ドッカ~ン!」という番組の中で補色残像を利用した不思議な現象を紹介してたのですが,「こりゃ面白い」と思って,自分でも作ってみました。
オリジナルの絵からレタッチソフトを使って左のようなネガ画像(オリジナルの補色になっている)とグレースケール画像の2枚を作ってgifアニメにします。(ネガ画像を30秒間見せてから,グレースケール画像に切り替えます)
ネガ画像からグレースケール画像に切り替わった瞬間,無彩色であるはずなのに,オリジナル画像と同じように空は青く,サツキとメイの洋服は赤く見えます。これが補色残像です。→これをご覧ください 絵のどこか一点に集中して30秒間見つめ続けるのがコツです。
網膜の錐体細胞には3種類があって,それぞれR(赤),G(緑),B(青)の光を感じるよう役割を分担しています。
シアン(青と緑の混合色)をず~っと見続けたとすると,青と緑に感じる錐体細胞が疲労し,感度が落ちてきます。
そのとき,無彩色の絵(赤・緑・青すべての光が出ている)に切り替わると,いままで休んでいた赤に感ずる錐体細胞からの信号が最も強力で,ほんとは無彩色なのに,脳は「赤だ」と認識するわけです。
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コメント
私もマネをしてgifアニメで補色残像を試してみました。
この程度の作業なら簡単お手軽に作れちゃいますね。知らなかった。
今度はまつださんに教えてもらった擬似立体画像も試して見ます。
投稿: yu-kubo | 2007年9月 2日 (日) 14:29