「グーグル八分とは何か」を読んだ
1月にNHKで放送された「"グーグル革命"の衝撃」を観て,Googleが検索結果を恣意的にコントロールしているのを知ってビックリしました。中国版Googleを使って"天安門"で検索しても「天安門事件」は出てこないんだそうです。中国政府の要請を受けてのことらしいんだけど,これは"検閲"じゃんか。
番組の終盤で,Google社内にある,社員が自分の夢を自由に書き込むホワイトボードが映され,その中に「グーグル政府」とか「グーグル通貨」とか「株式市場をコントロールするぞ」なんてバカなことが書き込まれてるのを見て(ココで見られます。真ん中あたりに赤い字で「Google gov.」って書いてありますよ),「ハァ?何様だと思ってんだ!明日からYahoo!にしよっと」なんて決意したのですが,まあ実は思っただけです(^^;)
で,この本を読んで「グーグル八分」って言葉を知りました。日本版Googleでも検索結果がコントロールされていて表示されないことがあるんですね。そりゃイカンだろー,たかが検索エンジンのくせしてー(怒)
この本の中では,どうして検索結果から"八分"にされることになったのかが,いくつかの事例についてしつこく調査されています。
驚いたり,怒ったりしながら「表現の自由とは何か」,「民主主義とは何か」について深く考えされられました。
「民主主義」を学習するにあたって,これほど良質な教科書はないのではないか,とさえ思いました。ぜひ手に取ってみてください。
特に心を動かされたのは,社団法人日本図書館協会「図書館の自由委員会」副委員長に対するインタビュー記事。「図書館の自由に関する宣言」って,近所の図書館のカウンターの壁に掲げられてるのを見たことがあるんだけど,どこだったっけな~?あれって格調高いよなあ。
この本を読んで分かったことは「Googleはガキだ」ってことです。ガキに世界を支配されてたまるか。
【関連リンク】
グーグル八分対策センター
悪徳商法?マニアックス
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投稿: なんば | 2007年3月11日 (日) 09:51