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2005年2月 4日 (金)

教育の目的は生徒に「付加価値」をつけること?

 今日は県内にある高校の進路指導主事が集まって,代表校がこの1年の実践を発表する研究会に出席しました。
そこで聞いた進学実績県内トップクラスの県立高校の発表には驚かされましたね。 発表者はまず,こう言いました。
「本校の役割は,将来,社会のリーダーとして活躍できる人材を育成することです」
初等・中等教育の教員が『人材』という言葉を使うかね~? 教育観が貧しいなあ。
続いて「進学指導について,次のような数値目標を立てました。『東大・京大合格者20,難関大50,国公立大250以上』です」だって。
おいおい,そうきたか。そういうえげつないことを公教育に携わる人間が臆面もなく言うか? 慎みがないねえ。
 あとはエリート主義・成果主義丸出しの進学指導テクニックのオンパレード。タテマエをかなぐり捨てたこういう指導を受けるといったいどんな『人材』が育つんでしょうな。
僕も進学校に勤務したことがあるけど,こういう恥知らずなことはしなかったぞ。

 実践発表の後に講評に立った県立高校長の言葉にも腰を抜かしました。
「高校教育の目的は生徒に付加価値をつけることです。でも,この付加価値の中身は学校によって異なります。進学校なら,高い学力をつけること。職業高校なら部活動をしっかりやらせることや資格取得に頑張らせることです」
 へ~,『付加価値』ですか。教育基本法にそんなこと書いてあったっけ? 職業高校の子は「それなりの学力」でいいわけか。あとは頑丈な身体と忍耐力があればOKなのね。
三浦朱門中教審や文部科学省の方針は,こうやって現場にしっかり浸透してるんですな~(怒)

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