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2005年1月26日 (水)

Cool Head,but Warm Heart

 経済学者マーシャル(ケインズの師)の言葉です。
彼はロンドンの貧民街に学生たちを連れて行き,「この人たちを救うのが経済学の目標だ」と言ったそうです。

 今日,僕の学校で「学力向上フロンティアハイスクール事業推進協議会」という会議がありました。
文部科学省の研究指定を受けている県内の6高校(僕の学校以外は"進学校")の代表者が一堂に会し,それぞれの研究の中間報告を行う会です。
 県教委の課長(文科省キャリア)もやってきて,各校の代表は「夏休みを10日短縮して授業を行った」,「朝のショートホームルームを小テストの時間にした」,「予備校の講師を招いて授業法の講義を受けた」等々バカな発表が続きました。
 僕が「この階層化社会でワリをくっちゃう層であろう私たちの生徒は自尊心を失っています。それを回復することが僕たちの大切な仕事です」と言ったらみんなシラケてました。植木等みたいに「およびでない?こりゃまた失礼しました~」って退場してやろうかと思いましたね。
 それにしても,学力観が貧しすぎるんじゃないの? 仕事に追われちゃってゆっくりものを考える余裕もなくなってんのかねえ?
そういえば,文科省キャリアも「学力向上フロンティアはエリート教育のための研究だ」という意味のことを言ってましたなあ。あ,そうなんですか。やっぱり僕たちは「およびでない」わけだ(^^;) 
あのさ,「機会不平等」(斎藤貴男著)を読んだらきっと目が覚めると思いますよ,エラい先生方。あ,分かっててやってんのか。そっか~(怒)


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» 「エリート教育」の復活は日本を救わない [よろずもめごと論]
 日本は天然資源が乏しい国であるが、国民の知的水準の高さが現在の経済的反映を実現したと言われている。しかしながら、昨今では「ゆとり教育」による若年層の学力の低下により、将来の競争力が大きく損われることが憂慮されている。  その結果、「エリート教育」・「エリート主義」の復活が必要であるとの論調が見られるようになった。   「エリート主義の復活」を主張している論評としては、たとえば今日(2005年4月11日)の読売新聞掲載の岡崎久彦氏の「地球を読む」がある。  岡崎氏は、「中国と... [続きを読む]

受信: 2005年4月11日 (月) 17:03

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